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マスク
第5章 核心
『しかし…君は西園寺氏の御令嬢の西園寺ようこだろ?
それが何で、上条ようこなんだ?

『何にも知らんのか?あんたら?
社長。言葉は上品に且つ…そこまで言うと高木の口を遮るように。
『清らかに慎ましく、且つ上品に…でしょ?分かってるわよ』

〜私はね。養子なのよ。上条家から西園寺家に養子として引き取られたの。
西園寺家は以前から養子を欲しがっていた。男子のね。
しかし、西園寺家の奥様は娘さんが欲しかったのよ。
実は奥様は以前お子様をお腹の中で亡くされていて。流産したの。
女の子だったらしいわ。
奥様は一晩中泣き明かしたらしい。やっと授かった命だったの。
それがもとで、二度と子供を授かれない身体に。
だからね。女の子がくるように裏で手を回したの。
義母は、私に目一杯の愛情を注いでくれた。
しかし、義父は後継が欲しかった。私に辛く当たったわ。
それを義母は庇ってくれて、上条家の真相まで話してくれた。
私は、上条家をめちゃくちゃにした当事者を探そうと努力したけど、結局分からなかったの。
事件をもみ消した有力者がいたらしい事しかわからなかった。
だから、金持ちの苗字の人間を片っ端から探して回って数人の人間に打ちあったけど、証拠がなかったの。だから家政婦として忍び込んで、前社長から全てを聞き出した。聞き出すのに半年以上かかったわ。
それで知ってしまった。
事件の当事者が自分の亭主だったなんて…。ショックで立ち直るのに1か月かかったけど、あなたにバレないように終始平然を装った。
苦しかったけど、社長から姉さんは生きていると聞かされて目標が持てた〜

姉さんは何処にいるの?
本当の上条の母はあなた方に散々弄ばれたあげく、首を吊って死んだわ。
母は最後まで私達姉妹の幸せを願って。
私は西園寺家に養子に出す事が出来たけど、姉さんは行方不明に。
それだけが気がかりのまま、母は逝った。
だから姉さんをずっと探していた。
母の意思を継いで生きないと母の思いが報われないわ。
姉さんに何かあったらあなた達を死んでも許さない。
私が死んでもあなた方を地獄まで探しに行ってやるわ。
永遠にこの世に産まれてこれないように。
あの世界に本当に地獄が存在して地獄に閻魔さまがいるなら直訴してやる!
その前にあなた達にはこの世の地獄を見せてやるから。

ようこの作戦は完成した。
頭がうなだれて警官に連行された
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