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どこか壊れている
第1章 存在意義
「下半身も触ってください。」
「具体的に言ってくださる?」
「私のペニス、あかりさんの手で気持ち良くしてください。」
「そんなんじゃダメ。何格好つけてるの。」
「ごめんなさい。僕のおちんちん、あかりさんの手でシコシコしてください。」
「そっか〜。そのフル勃起したおちんちんをシコシコしてほしいんだね。どうしよっかなあ。」

男は、お願いしますと何度も懇願する。子供が駄々をこねているようでなんともおかしくなる。

「わかりました。じゃあ賭けをしませんか。」
「賭け?」
「そう、もし私が智さんのことを十分以内に射精させることができたら、これから半年間週一回ここに通ってください。」
「十分。。そんなに我慢できないかもしれない。。」
「あら、弱気なんですね。いかつい刺青がないてますよ。」

この言葉が癪に障ったのか、男の目に一瞬鋭さが戻った。

「わかりました。じゃあ、、三分でどうですか?まさか智さんが、手コキなんかでそんなに早くいっちゃうわけないですよねえ。三分、たったの三分。」
「わかりました。三分ですね。なら、もし私が時間内に射精しなかったら、今夜あかりさんのことを抱かせてください。」

男は力の戻った目でそう言った。それはいくらかリスクが高いと思ったが、このマゾ男なら問題ないだろうと思った。

「わかりました。その時は、智さんに体を預けますわ。では、今から三分後にこの携帯のアラームが鳴るまで、一切動かないでくださいね。」
「わかりました。」

最後に釘をさす。

「男に二言、ないですよね?」
「もちろんです。」
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