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歌姫〰️激しい愛に囚われて
第2章 歌姫として
部屋に戻ると弟が駆け寄り泣いていた。

「お姉ちゃん!!大丈夫だった?
僕心配で眠れなかった」

「私は大丈夫よ。よく我慢出来たね」

「うん、春さんがいてくれたから」

「そう、じゃあ一緒にお礼をしようか」

春さんに礼を言った後、昨日の報告をしようと
思い女官長のいる場所へ向かった。

「女官長、失礼いたします」

「あぁ、麗か。昨日の件だな」

清には春さんと遊んでもらい
報告をした。

「そうか、そうか。そなたの前では
安心出来るのであろうな」

「そうでしょうか。私には分かりません」

「そなたは疑い深いな。宮廷で生き抜く
為に必要な要素でもある。いかなる
時も気を抜くな」

「はい。肝に命じます」

報告を終えた後、弟と元の部屋に戻った。


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