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歌姫〰️激しい愛に囚われて
第3章 新しい世界で
「あの女官は見習いか」

「はい、そうでございます。
私と同じで至らぬこともあるやも
しれませんが、多目にみてください」

笑いを交えながら話していると、少し
強く手を握られた。皇帝は何か大切な
ことを言う際に、そういう癖がある。

「麗、そなたは今いくつだ」

「・・15でございます」

「そうか、そうか。ならば後1年で
婚姻が出来るな」

どうしてそんなことを言うのか麗は
検討もつかない。しかし、皇帝の喜ぶ
声を聴いてある恐ろしい考えが浮かんだ。

「龍様、どうして婚姻の話をするのです。
私は誰とも・・」

「何を言っておる。私と婚姻するに
決まっておろう」

「龍様、勿体ないお言葉でございます。
しかし私は歌姫、女官よりも低い
身分です。婚姻など出来るはずが
ございません」

「麗、身分制度はもうない。あれは
役職の名前だ」

皇帝はそういうが、実際はまだ根強く
残っている。少しでも散歩をすれば
何故あの女が皇帝に気に入られているのか
と言われる始末。ここに残ると言ったものの
本音を言えば居心地が悪い。

「しかし、龍様、んんっ」

これ以上聞きたくないというかのように
深い口付けをされた。
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