パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第3章 新しい世界で

次に目が覚めた時、隣に皇帝はいなかった。

「華、華」

「は、はい、麗様」

顔が赤くなるような声を外で聴いて
いたのだろう。華はまだ12歳、弟と
差ほど変わらない年だ。恋というものに
興味をもつ年でもある。

「私には、好きな人も気になる人も
いなかった。今は女官も男性と
婚姻できる。華あなたには本当に好きな
人として欲しい、そして婚姻する前に
私に紹介してね」

「もちろん、必ずします」

華に手を預け、ゆっくりと立つ。
自分の部屋に戻った麗は疲れが残って
いたのか、直ぐに眠りについてしまった。