パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 世子の誕生

「麗貴妃、皇帝陛下が来ております」

「麗、夜遅くにすまない」

朝の会議の件だと直ぐに分かった。
陛下自身も相当悩んだのだろう。

「麗、私は・・」

「陛下のお気持ちはありがたい
のです。しかし私だけが陛下を
独占することは出来ません」

陛下は少し強く手を握った。
歴代の皇帝は必ず側室はいた。
側室がいることで威厳を保って
いるからだ。

「分かった、でも約束してくれ。
必要以上に側室と関わらないで
欲しい。後宮は厄介なことに
巻き込まれる」

「はい、龍様」

これからどうなっていくのか
不安だったが、貴妃として
やるべきことはしようと思った。