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上司のはずが…
第5章 逆転
「ちょ…ちょっと…中村君?…」

「脱ぎなさい!」

「えっ?…何言ってるの?…中村君…」

「服を脱いで全裸になりなさい!」

「ちょっと!冗談はやめてよ!中村君!」

「冗談?君は上司の命令が聞けないのか?」

「上司って…何…言って…」

「川原君…君は今日から僕の部下!」

「言う事を聞かなければ、明日会社で、この事を皆にバラすぞ!いいのか?」

「ちょっと待ってよ!」

「君が…川原君が、自分で買ったバイブで毎晩オナニーしてると!それを僕も見せられたと!言ってもいいのかな?」

「そんな…それに、私中村君に見せてなんか…」

「見せたか、見せてないかは問題じゃない!会社で部下に厳しい君が、バイブを買ってオナニーしてるとゆうのが問題なんだよ!」

「皆この事聞いたら驚くかな?男っ気のない君が、男を見下している君が、毎晩毎晩オナニーしてると聞いたら驚くかな(笑)」

「でもオナニーする事は、悪い事じゃない。僕もしてるし、会社の人間でもしてる人はいるだろうし…」

「なら言ってもいいか(笑)川原君は仕事が終わって家に帰ると、毎晩毎晩バイブを使ってオナニーしてるって(笑)」

「そんな…ちょっと待って!中村君!」

「そうだよな!僕が、間違ってたよ…」

「オナニーしてるだけだもんな…」

「悪い事してるわけじゃないんだし…」

「ただオナニーしてるだけだもんな…」

「毎晩毎晩オナニーしてるだけ…」

「バイブ使ってオナニーしてるだけ…」

「皆に知られても恥ずかしくないよな…」

「ごめんな!川原君!…」

そう言うと、中村君は立ち上がり私に背を向けた。

「じゃ川原君!明日会社で…」

中村君が玄関に向かって歩き出す……

「待って……中村君!」

中村君が立ち止まる…

「お願い…中村君!誰にも言わないで…」

「恥ずかしいから…言わないで…」

中村君が振り返り言った…

「中村君?……」

はっ!!

私を見下す様な目で見る中村君を見て
私は言い直した……

「言わないで下さい…中村さん…」

私のその言葉を聞いて中村君は笑った…




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