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官能書道/筆おろし
第3章 双鉤
 その反応に気をよくしたのか、涼子は若い弟子の怒張の根元を指でしごきながら、ウラ筋から亀頭部にかけて、何度も舐めあげてきた。
 根元から先端に向けてぎゅっとしごかれると、先端からとろっと粘り汁がしみ出た。

「フノリみたい」

 舌先で先っぽを舐めてくれる。

 舌とペニスの先端の間で、粘り液が細く糸を引いた。
 糸は切れ、半分は涼子の艶やかな唇にたれる。

「甘いのね、澄夫くんのお汁」

 皮ごとしごかれた。
 あとからあとから、カウパー腺液がでてくる。
 さらに涼子の唾液を加えられ、親指の先で亀頭部ぜんたいに塗りこめられた。

 それを繰り返されると、いつのまにか、ペニスの先端はてらてらと濡れ光る。

「綺麗。
 桜色に染まって、赤ちゃんのほっぺみたい」

 涼子のとろんと霞んだ眼差しが、澄夫の亀頭部に注がれる。

「ほんとに、すごく大きい。立派よ」

 指先で肉棒の根元を握られた。

(そ、そんなにぼくのは大きいのかな?)

 年上の女性からそう言われると、照れくさいような、誇らしいような、妙な気分だ。

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