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官能書道/筆おろし
第4章 新筆
「先生のおっぱい、とっても柔らかい」

「もっと強く揉んで」

 言われるままに、握りしめるように揉みしだいた。指
 先が乳肉にめり込む触感がたまらない。
 涼子も眉根を寄せて、息をあらくする。

「はぁん……そうよ、もっとくねくねしていいから」

「おっぱい、見てもいい?」

 涼子は目元をピンクに染めてうなずくと、起こした身体をくねらせてTシャツを脱いだ。

 二つの美麗なふくらみが若者の前に現れる。
 真っ白い乳房の先端の赤味をおびた乳首が、眼に沁みるようだ。
 物干し場から覗いた時と違って、間近にあからさまにするその眺めに、胸がときめく。

「すごく綺麗です」

 心からそう言った。
 涼子もうれしそうに微笑む。

 その賛辞への返礼のように、たわわな双乳が澄夫の顔に近づいてきた。
 上から覆いかぶさってくる。
 ふたつの乳房が下向きに美麗な半球型を描く。

 お椀のように円みをおびた乳肉が、澄夫の顔面に押しつけられ、柔らかに変形した。

(おもちみたいだ……)

 顔を覆った柔肉の感触にうっとりとなる。
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