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官能書道/筆おろし
第4章 新筆
(ああ、ぼくの乳首を先生が……)

 むず痒いような触感が、じきに快感にかわった。
 何度も指先でさわさわと撫でられるうちに、ムズムズと乳首が変化するのがわかる。

(ぼくも乳首が立ってきた?)

 そんな身体の変化を慈しむように、涼子の指は何度も何度も愛撫を繰り返した。

 やがて、もう一方の手が背後にまわり、股間を握ってきた。

「すごい……もう、こんなになってる」

 澄夫の牡肉は完全復活していた。
 年上の美女の指を弾き返すような、強靭な鋼の硬さをとりもどしている。

「もう一回、きちんとおろさないとね」

 乳房をあげて、確かめるように澄夫の顔を見下ろす。

 知的な美貌はすっかり紅潮していた。
 潤んだ瞳が最高にセクシーだ。

「一度きりだからね……」

 澄夫はうなづく。
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