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第2章 真由を犯れ　～狙われる研修生～

　ふぅ～と一息付くと、真由はなつき公園をぐるっと見渡した。ブランコと滑り台が有って、少し離れた所に小さい砂場があり、後はバドミントンが出来る程のスペースの広場から構成されている小規模な公園である。幼稚園位の時分にはここでよく綾とおままごとやサッカーのまねごとをしたものである。自転車の補助輪を外して乗る練習をしたのもここだった。たしか小学校の低学年の事だったように思う。昔の出来事が鮮やかに脳裏に思い起こされ、なつかしさが込み上げてきて真由は思わず涙ぐむ。久しぶりの良き思い出の公園が真由にとって妖しい悪夢の新たな出発点になろうとしていた。そこへピンクや赤のランドセルを背負った小学生の女の子３人組が、公園前の坂道をきゃっきゃっと談笑しながら通りかかったので、真由は現実に引き戻された。我に返った真由は公園の片隅に建てられているトイレに向かった。やっておきたい事があったのだ。トイレは詳しくは分からないが数十年前に建てられたと思われる古い汚いトイレだった。今時、男女兼用のトイレである。真由は恐る恐る足を踏み入れた。幸いな事に誰も利用者はいない。男性用小便器３つに個室が２つ有った。真由は男性用小便器を横目で見ながら、綺麗な方の個室に入る。待ち合わせまで時間が無い。真由は急いでスカートを捲り上げるとピンクのパンティを膝まで摺り降ろした。