この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Sugar Box
第6章  黄色い水仙を抱き締めて  * 中 *
  


 起きるまで待っていてもよかったが話しを顔見て出来そうになかった。手紙は、当たり障りのないように書いたつもりだ。
 〝記憶喪失〟・・・甘く見ていた。

 なんとかなる。すぐに記憶が戻って笑い話しになるものだと・・・思っていたのに。
 半月が過ぎ、1ヶ月を過ぎても彼の中には、めぼしい記憶は、なにひとつ蘇らない。それどころか天性のイケメン気質で遊び歩くようになった。

 さすがにそこまで寛容には、なれない。関係を忘れられた上に女の香水を纏って帰って来るような男と同じ空間で生活など出来ない。

 精神衛生によくない。
 僕の気持ちは、ぶれることがないのだから・・・なんとも思わない奔放な振る舞いをする彼と一緒には、居られない。

 僕がなりたいのは、〝友人〟でも〝先輩後輩〟でも〝同居人〟でもない。彼の〝恋人〟・・・改めて思い知った。
 こんなにも彼が好きなんだと。


  
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ