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Sugar Box
第6章  黄色い水仙を抱き締めて  * 中 *
  


 自分には、いつ巡って来るだろうか・・・。


「っ・・・・・・」


「玲くんっ!!どうしたの?」


「すみませっ、・・・寝不足で・・・・・・ッ」


 余計なことを考えるのは、よくない。実に不利益この上ない。


「さぁ、ベッドに行って休もう。」


「・・・すみません。(あぁ、恋人たちの貴重な朝に水を差してしまった。)」


「じゃあ、氷行って来る。」


「連勝しないと、許しませんからね。」


「判ってる。月瀬のこと、頼んだ。それと・・・・・・」


「大丈夫ですよ。黒峰さんの様子も見ておきますから。」


「出来る妻が居ると助かるな。」


「ええ。返品不可ですからね。」


「はは・・・そんなことするか。手放してなんかやんねぇーよ。」


「はいはい。気を付けて。」


「(もっと、僕も・・・あんな風に表現できたら。)」


  
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