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Sugar Box
第7章 黄色い水仙を抱き締めて * 後 *
「はいっ、ありがとうございます。」
抱き返してお礼を告げる。
「黒峰さん・・・」
「な、なんだよ。」
「次は、・・・ありませんからね。」
「っ・・・(なんなんだよ、めちゃくちゃ明志怖ぇ)。」
肩越しに睨み付けられているのが判った。
「さ、意地悪はその辺にしてやって帰してやれよ。」
「はぁーい。」
「ふふ。氷さんまた、遊びに来ます。」
不満そうに返事をしている人が可愛い。
「もちろん。いつでもおいで。」
「なんか、よく判んねぇケド。迷惑かけて悪かったな、沖兎。」
「いいや。でも本当に気を付けてないと氷に月瀬取られるからな。」
「いやいや。お前は、彼氏としてソレってどーなんだよ。」
「俺?別に。月瀬は、可愛い後輩だし氷が好きならいいかな。」
「うおぉーいぃっ!!ゆるっ、緩くねぇ?」