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Sugar Box
第8章 2人なら、ドコででも・・・
声を掛けながらリビングに入ると大きなソファーで彼が寝ていた。
「ふふ。ただいま、帰りました・・・乃さん。」
そっと声を掛けて軽くキスをした。本当に久しぶりに見た顔は、この日の為に頑張ってくれたことを物語るようにクマが出来ている。
「遅くなってすみません。」
ブランケットを掛けて少し離れた。
「ん・・・・・・??」
目が覚めると掛けていなかったブランケットが掛かっている。
「・・・玲ちゃん??」
起き上がってキョロキョロと辺りを見渡すとキッチンに姿が見えた。
「玲ちゃん。」
「あ、起きました?お腹空いてないですか?僕が遅くなっちゃたから・・・」
「玲ちゃんっ!!」
「うわっ!!?」
「逢いたかった~玲。はあぁ~~玲だぁ。」
後ろから抱き付いてうなじにキスをした。
「っ!!?」