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Sugar Box
第8章 2人なら、ドコででも・・・
「黒、峰さっ・・・・・・」
下半身に纏うものはなく濡れている。それがどう言うことなのか・・・
「すみません。体調が悪いのにイカせてもらっちゃって・・・」
熱がぶり返して少し荒い呼吸をしている彼に謝ってキスを送った。
「氷枕、変えますね。」
部屋を出た。
》 》
旅行へ出掛ける当日、案の定彼の熱は、下がりきらなかった。しかし同じ部屋の中で過ごせる時間で十分倖せだった。
「さて、ご飯の支度が出来たけど・・・食べられるかなぁ?」
彼と住んで2年。彼が単身赴任で1人暮らしになって半年あまり・・・料理も少しは、出来るようになった。
「黒峰さん、ご飯出来ましたよ。」
部屋に入って声を掛けたが反応がない。
「黒峰さん・・・?」
顔を覗いて声を掛ける。
「顔色は、少し・・・」
額に手を当てる。