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Sugar Box
第8章  2人なら、ドコででも・・・
 


 いつもは、体格差で勝ってこないのだが・・・熱があるので簡単にベッドに座らせることが出来た。


「なんだよっ!!」


「熱があるんですから。今日は、ダメですよ・・・。また、次の機会にしましょう。」


 だだっ子を宥めるように努めて優しく声を掛けた。


「〝次〟って、いつかも判んねぇーんだぞ!」


「もう、無理して仕事に支障が出たら大変でしょ?」


 いつもは、もっと訊きわけいいのにずいぶんとだだをこねる。


「玲ちゃん!!」


「うわっ!!?」


「お前は、楽しみじゃなかったのかよ。俺は、めちゃくちゃ楽しみだったんだぞ。
 今日のために頑張ったんだぞ。お前は・・・悔しくないのかよっ!!」


「っ・・・」


 押し倒されて熱い瞳で見つめられて身体の熱が上がる。


「玲!俺だけが楽しみにして浮かれてたのかよっ。」


  
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