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Sugar Box
第10章 マジックナイト・クリスマス* 続 *
「いいじゃ~ん。一口。一口でいいからさ。ね。」
再び押してみる。
「一口・・・だけですよ。」
「うん。玲ちゃん大好きっ!!」
結局頷いて願いを叶えてくれる玲が可愛い。
「はい。どーぞ・・・」
「いただきまぁーす。」
玲にあーんされて食べるケーキは、美味しい。照れながらも行為をしてくれる玲が可愛い。
「はい、玲ちゃんも〝あーん〟♪」
「ぼ、僕はいいです。」
「いいから。俺もやってやりたいんだって。」
「じゃ、じゃあ・・・」
おずおずと玲が口を開けたのでケーキを一口放り込む。
「甘っ・・・・・・」
「旨いだろう?めっちゃくちゃ、奮発したんだぞ~~」
行列の出来る店で限定のクリスマスケーキを買ったのだ。玲は、口に出さないが本当は大の甘党だ。ケーキも喜ぶのが判っていた。