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Sugar Box
第11章  愛を知らないヒメ初め* 上 *
  


「そう、ですか・・・」


 喜々として言葉を返されても似つかわしい反応を返しては、あげられない。彼の言葉が真剣であることは、反応を見ていてよく判った。
 しかし同じ感情を抱けるようになるとは、到底思えなかった。


「じゃあ、夕飯のあとに散歩でもどう?」


「いいですよ。
(散歩って・・・変なの。)」


 彼の意図するモノを理解出来ていなかったが断る理由もない。


「やったぁ~玲ちゃん♪楽しみだなぁ~、な。」


「はあぁ・・・そうですか。」


 いったい彼がなにを楽しみしているのかが判らない。春に顔見知りなり夏のこの合宿で毎日顔を合わせるようになっただけの自分のどこを彼が気に入ったのか・・・全く理解出来ない。


「(デート、デート~♪)
  絶対、落としてみせるぜ!」


「ご自由にどうぞ。」


 彼の口にする言葉が愛情表現だと僕は、判っていなかった。


  
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