この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Sugar Box
第11章 愛を知らないヒメ初め* 上 *
「玲ちゃ~ん。俺は、押せ押せタイプだから、覚悟しといてよ。」
「はあ・・・(押せ押せ、タイプってなに?)」
「楽しみだなぁ~これから。じゃあ、まあ〝お付き合い前提のオトモダチ〟ってことで宜しく~~」
「宜しく、お願いします。」
言っている意味を理解出来ていなかったがとりあえず場の空気に合わせてみた。
「あ、月瀬っここ居た!なにやってんだよ。お前入れてのフォーメーション見るって監督と部長が探してんぞ!」
「すみません、すぐに行きます。」
2年に声を掛けられて彼との会話は、中断した。
「ごめんね、玲ちゃん。俺が連れ出したから。」
「構いません。きちんと居場所を言わないで離れた僕の所為なので気にしないで下さい。じゃあ、戻るのでこれで。」
「ああ、うん。またあとでな。」
ペコッと頭を下げて呼びに来た2年と体育館に戻った。