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Sugar Box
第11章 愛を知らないヒメ初め* 上 *
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「沖兎さん、どう思いました?見込みってありそうですか?」
「う~ん。限りなく見込みなさそうだったけどなぁ・・・」
「ですよね。月瀬、意図を全くと言っていいほどに理解してないっぽかったですしね。」
「そこーっ、外野うるさいっ!!」
木の陰で陰口を叩いている親友と後輩に叫んだ。
「てか、なんでここに居るんだよ。」
「月瀬が心配で。」
「同じく。」
「お前らね。俺が他校の後輩いじめるとでも思ってんのか!俺の評価ってどうなってんだよ。」
「もちろんエースで副キャプテンですから信用と信頼は、してますが・・・体育館裏にこっそり呼び出しとかしてるから心配じゃないですか。
しかも他校の後輩だし月瀬はその・・・腕力とかで勝てそうになし。〝もしも〟の為のリスク管理ですよ、ね沖兎さん。」
「氷の言う通りだ。」