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Sugar Box
第11章 愛を知らないヒメ初め* 上 *
「お前らね・・・なにを最もらしいこと言ってんだ。ハッキリ、〝面白から見に来た〟って言えばいいだろうが。」
2人の示し合わせたような正当なふりについ声を荒げてしまった。
「そんなことない。心配していたのは、事実だ。」
「そうですよ。でも、よかったじゃないですか。毛嫌いされるわけでもなくて。」
「うるさい。」
「応援するよ。」
「はいはい。お前らは、くっついてるから余裕だな。」
「色々お手伝いしますから。」
「その言葉忘れんなよ。」
親友と信頼する後輩が応援してくれるのは、本当に心強い。
》 》
「玲ちゃん!」
「どうも。」
本当に薄暗く物静かな学校の2階の渡り廊下に行くと彼が居た。軽く頭を下げて言葉を返す。
「玲ちゃんには、いちごミルク買っといたぞ~」
「ぶっ・・・」