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Sugar Box
第12章 愛を知らないヒメ初め* 中 *
「これから、どう・・・」
異性なら経験豊富だ。もちろん玲に告白した時点で同性の行為についても勉強は・・・した。しかし慣れている方には、敵わないのだ。
「挿れますか?それとも僕がシましょうか?」
「っ・・・・・・」
勢いでホテルに来てしまった。血が上ってフェラまでさせた。しかし首筋には、別の男の口付けの痕・・・。
こんな風に身体を重ねても虚しいだけ・・・そう考えに至った。
「ごめん、・・・俺。。。」
「判りました。」
「へ?」
「お気になさらず。僕は、帰ります。」
「待て、玲。違う、違うぞ!」
〝男なんか出来ない〟と思っていると感じられたのではないかと不安になった。
「ご心配なく。」
「れ、い・・・・・・?」
にっこりと笑いかけられるとなにも言えなくなる。
「あなたは、なにも悪くない。」