この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Sugar Box
第2章  チラリズム・シンドローム【前】
  


「はぁーい。じゃあ、月瀬くんには、接客係をお願いしますっ。」


「ちょっと待て。」


「はい、拍手~」


 クラスの全員から指名の拍手が送られ断れない圧力を掛けられた。不特定多数の前で女装を晒すなど真っ平だ。

 こんな半強制的にクラスの〝男装・女装喫茶〟の接客係にさせられた。なんとしてでも彼にだけは、知られずに学祭を終えなければならなくなった。


 》 1週間前 》


 衣装合わせと毎日放課後に接客の練習を強いられて精神的に参っていた。そんなときに信頼する先輩にご飯に誘われた。


「玲くん、こっちだよ。」


「氷〈ヒョウ〉さん。お待たせしました。」


「いいよ。ほら、おいで。」


 ファミレスで一際人目を引く中性的な容姿と明るい栗色の髪が綺麗だ。お店の店員やお客さんが先輩を見ている。そんな注目を集める人に呼ばれているのが自分だけだと思うと細やかな優越感だった。


  
/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ