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Sugar Box
第13章 愛を知らないヒメ初め* 下 *
2人きりになったらどう楽しませてやればいいのか・・・
「黒峰さん、お待たせしましたか?」
人混みの中走って玲がやって来た。自分の所に来る姿は、感動ものだ。
「いいや、そんなに待ってないよ。色々確認したくて早く来ただけ。」
本当は、カッコ悪い所を見せたくなくって下準備していた。しかしそんなことを言えるハズない。
「そうでしたか。」
「そろそろ時間だし乗ろうか。」
「はい。」
かなりの荷物の少なさに驚きながらも玲を連れて新幹線に乗り込んだ。
「玲ちゃん窓側座っていいよ。」
「ありがとう、ございます・・・」
「どうかした?」
「いいえ。色々、初めてなので意外と広いんだな・・・と思って。」
「・・・・・・。」
席に着いて恥ずかしそうに言われてプランを立てていたのだが全部吹っ飛んでしまった。