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Sugar Box
第13章 愛を知らないヒメ初め* 下 *
初々しい反応もしてあげられない自分が本当に嫌だ。
「玲?れーい、なんで泣いてるの?痛い?ヤだった?」
「いいえ・・・そうじゃなくて・・・・・・」
自分が改めて愚かな行為をしていたのだと思い知った。好きな人に触れてもらえるこの瞬間を苦しいと思うなんて・・・。
「だったらなに?どーしたの?」
「〝初めて〟があなたじゃないなんて・・・っ、それに・・・全然初々しい反応じゃない・・・・・・・・・しッん゛ンン?!!」
理由を言い終わる前にキスされた。
「な、・・・なにっ??」
「〝なに?〟、じゃないでしょ!玲ちゃんが言ったんだよ〝好きな人は、初めて〟って・・・。本当に嬉しかったのに・・・・・・ッ」
「あ・・・・・・ッ、ごめ、、、ん゛ッ!!?」
「全く・・・・・・玲。」
「は、はい・・・」