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Sugar Box
第16章 今夜も黒バラを君に。 *前*
「もう、玲くんしか居ないんだよ。」
「どう言うことですか?」
「あのさ。
これから仕事に行ってもらう家の家主は、凄くインドアなんだよね。そりゃ~アルファ属性だからね、仕事になると出来る子ちゃん。でも家に帰るとなんにもしないんだよ。
宅配色頼むしレトルトやインスタント食するし。モデルなのに、俳優なのに・・・・・・体型と健康管理がダメダメなんだよね。
家政婦を置いては、みたんだけど・・・ことごとくアルファの色気にやられて使い物にならないし。もしもスキャンダルにでもなったらマズい。そこで玲くんが適任じゃないかって思って。」
長々と説明をしてくれたが自分を選んだ理由がフワッとしている。
「いや、なんで僕?そして〝適任なんだよね〟って・・・氷さん。」
「玲くんは、ベータだし。チョーカーもしてくれてるし管理が鉄壁だから安心なんだよ。」