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Sugar Box
第16章 今夜も黒バラを君に。 *前*
「なんで、そんな嘘・・・・・・付くんだ。俺は、いま欲情してるっ!!ヒートだ!お前を無理矢理抱くことも出来るんだぞ!」
「だったら、シテみますか?そんな暴力で〝運命〟を手に入れたいのなら・・・やってみますか?」
見下されている。愛が欲しいと願った彼に。
自分の感情が言うことを利かない。
「玲・・・・・・っ」
「じゃあ、キスしてあげましょうか。」
「は?なに・・・・・・言って。。。んっ!!」
ちゅ くちゅ・・・・・・触れ合うだけのキス。それだけでも頭に血が上り身体が熱くなる。
「は、ここまで。感想は?」
「〝感想〟って・・・・・・そりゃあ、この先をシたい。」
「そればっかりですね、あなたは。」
「他になにが要るんだ?」
「シたいだけなら、他を当たって下さい・・・・・・乃さん。」