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Sugar Box
第17章 今夜も黒バラを君に。 *後*
《《
「DAI、なんで呼び出し食らったのかは・・・判ってるよな?」
「はい。」
目の前には、社長が呆れ顔でこちらを見ている。
家政夫としてやって来た玲が〝運命の番〟だと確信して生活を楽しんでいたのだが彼からハッキリと断られてしまった。しかしそれでも日々は、楽しかった。それなのに彼は、意味深な言葉を残して姿を消した。
親友からは、「しばらく仕事に行けない」とだけ言われた。
それから本当に玲は、来なくなって長く番のフェロモンのあたり過ぎた俺は、ヒートになっていた。仕事にも支障が出始めて今日・・・社長に呼ばれた。
これまでも色々とあったが社長は、ほんわかと許してくれていたしかし今回はちょっと違うらしい。
「DAI。お前は、しばらく休め。なんでかは、自分でも判っているようだから細かく言わないぞ。」