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Sugar Box
第4章 ムーン・トリック
それは・・・判っている。でもこの性格は、上手くいかない。
「馬鹿馬鹿しい・・・帰ろっ。」
ため息をついてアパートに帰った。
》 》
「(のど、渇いたな・・・)」
日付が変わるまでは、起きていたがそのあと寝た。酒は、少し入っていたからやはりのどが渇く。
「れー・・・」
「っ!!?」
腕を掴まれベッドに引き倒された。
「隙間、空けんなよ・・・。寒いだろう。」
「っ。いつ、帰って・・・来たんですか。」
背中に吐息を感じながら問い掛けた。
「んー・・・よく、判んないなぁ。でも、休みだから・・・いいだろう?」
「・・・そう、ですか。」
ゆっくりと彼の方に寝返りを打つ。
「(あぁ、乃さんの匂い。それに、ふわふわ・・・・・・)」
腕を回して感触を確かめる。
「(ふわふわ・・・??ん??)」