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Sugar Box
第4章 ムーン・トリック
「なんですか。」
「玲、ちゃん・・・ハア。」
怪しい雰囲気に甘い吐息が耳にかかる。
「・・・ちょっと、朝からっ。」
「ごめっ・・・なんか、身体、、、熱くって。」
「は・・・・・・っ??」
目の前で潤んだ熱に侵された瞳に見つめられて困る。今の状況は・・・なんだろう。
「玲・・・・・・ッ」
「あっ、ちょっと!!ん゛・・・・・・ッ」
首筋をベロッと舐められた。
「玲・・・・・・っ、イイ匂い。」
「ちょっと・・・黒峰さんっ!!?」
首筋から頬にかけて舐め上げられる。
「玲、ちゃん・・・可愛い。」
「っ!!?(〝可愛い〟のは、あなたでしょっ)」
面と向かって好意を向けられて気恥ずかしくって仕方ない。猫ミミなんか付けている彼の方がよっぽど〝可愛い〟。
熱を帯びた瞳を向けられて拒めない。