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Sugar Box
第5章  黄色い水仙を抱き締めて  * 前 *
  


「君は・・・・・・“誰だ”?」


「あなたの後輩で一緒に暮らしている月瀬 玲と言います。」


 昔にした自己紹介を思い出した。あの頃は、彼が苦手だった。


「へぇー、俺って“男と暮らしてる”のか。」


「言い方。」


「あ、あぁ。」


「嫌がれても知りません。黒峰さんがルームシェアに誘ったんですから。」


 平然と会話出来ている自分に内心驚きながら言葉を返す。


「俺から?」


「そうですよ。僕、結構あなたに可愛がられてたので。」


「へぇーそうなんだ。」


「(あぁ、笑ってる。“大丈夫”、かも・・・知れない。
  僕は、変わらずあなたが好きだ。)」


 彼の屈託のない笑顔がなぜか胸に燻るモノを消してくれる。


「退院したら、帰って来て下さい。待っていますから。」


「あぁ、そうさせてもらう。」


 彼の答えに安堵したのは、言うまでもない。


  
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