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大人女子の恋愛方程式
第6章 達也と真也
真也side
・・・・・・。
何でッ?!
達也さんが・・・・。
俺は下で拳を握った。
かなり焦った・・・。
隣に居る由美さんも固まっている・・・・。
この二人って・・・。
もしかして・・・。
俺は由美さんに抱きついている明ちゃんに1000円札を渡し・・・。
「明ちゃん・・・(笑)ごめんね、・・・俺あのお兄ちゃんと話がしたいからお婆ちゃんと駐車場の方にあったパン屋さんで好きなもの買って来て・・・」
俺がそう言って頭を撫でると・・・。
明ちゃんはそのお金を握って・・・。
「バーバ!!!(笑)真君がパン買って来てって~・・・・」
何かを察してくれたのか・・・お母さんはニッコリ笑って明ちゃんの手を引き・・・。
その場を去って行った・・・。
・・・・・・。
ヤバい。
まさかこんな所で達也さんに逢うなんて・・・・。
知られたくない・・・。
過去の俺を・・・。
彼女に知られたくない・・・・。
そんなズルい自分が・・・。
出てきてしまった・・・・。