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大人女子の恋愛方程式
第15章 気持ち
朝食を済ませお母さんは公民館に行くと言って出て行き・・・。
俺は由美の部屋の方に向かった。
部屋の前に立つと中から音は全く聞こえない。
今日も・・・。
寝てるかな???
コンコン・・・とドアをノックするが返事はない。
ゆっくり扉を開けると・・・・。
布団がこんもり膨らんでいた。
「由美???・・・・寝てる????」
声を掛けるとゆっくりその布団が動いて・・・。
由美がこっちを向いてくれた。
・・・・・・。
俺はそのまま部屋に入って布団の横に胡坐をかいて座った。
由美は布団を顔半分まで被って俺をジッと見つめてくる。
「体調は???(笑)」
布団の上から体を障ると・・・。
由美は少し笑って・・・。
「もう・・・起きようかな・・・(笑)ごめんね、甘えてしまって・・・。」
そう言って俺の手を握ってきた。
由美がショックだったのは仕方ない。
男の俺には頑張っても100%理解できない・・・ナイーブな問題だ。
でもショックだったっていう事は・・・俺も分かってる。
「無理するなよ・・・(笑)今日は寒いし布団の中に居たら???」
俺がそう言うと由美は体をゆっくり起こし・・・・。
「いつまでも甘えてられない・・・(笑)真也君に更正してと言った以上・・・私も強くならないと・・・・。」
・・・・・・・。