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大人女子の恋愛方程式
第2章 雪解けの時期の変化
この街の人は・・・。
皆優しい・・・。
何も分からない私たち家族を直ぐに受け入れてくれて・・・。
こうやっていつも気に掛けてくれる。
車に乗ってケーキを助手席に置くと・・・。
「あれ・・・????」
向こうから軽トラックが走って来た・・・・。
あの車って・・・・。
私が一旦エンジンを止め・・・ドアを開けると・・・。
やっぱりそうだ。
その軽トラックは店の前で止まり・・・。
中からあの・・・作業着を着た真也君が降りてきた・・・。
そして、彼の右手には小さな紙袋・・・。
真也君は私の方に走って来て・・・。
「良かった(笑)・・・まだ帰ってなかった・・・。」
??????
「どうしたの???(笑)・・・忘れ物????」
私が首を傾げて言うと・・・・。
真也君は笑って・・・。
「あ~・・・なんか、今日由美さんのお母さんの誕生日だって女将さんに聞いてさ~・・・」
あ・・・・(笑)
「やだぁ~・・・(笑)女将さん皆に言って~・・・・。」
私が笑うと・・・真也君は黙って紙袋を差し出してきた・・・。
・・・・・・。
「え・・・????」