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大人女子の恋愛方程式
第20章 クリスマスプレゼント





胡桃side



この前一緒に居た時和也君のジャケットの中で携帯が鳴ったの。


いけないとは思ったけど離れた場所で準備をしていた和也君の目を盗み携帯を取り出すと・・・。


そこには『夏希』と表示されていて・・・綺麗な・・・本当に綺麗な女性の写真・・・。


綺麗に髪を巻いてサングラスを頭にさした明るくて・・・活発な感じの女性の顔を見た時・・・和也君はこういう女性が好きなのかなって・・・胸が痛かった。



私が電話に出ると夏希さんは黙ってしまって・・・・。



電話を切ったの。




その後和也君が慌てて掛けなおしたけど、多分夏希さんは怒っていたんだろう・・・。



和也君は優しく宥め・・・・。



ごめんね・・・って何度も言っていた。




良いなって・・・素直に思った。



この和也君が必死で謝るくらい素敵な女性なんだって・・・胸がえぐられるくらい・・・・。



苦しかった。




部屋に入り和也君がジャケットを脱ぐと、私をソファーに座らせ・・・・。




「今年はもう逢うのが最後だね(笑)胡桃さんは年末年始何処かに行くの???」



・・・・・・・。



貴方はあの彼女と何処かに行くの????



頭の中はその事でいっぱい。




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