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大人女子の恋愛方程式
第20章 クリスマスプレゼント
和也side
まさかレストランで夏希がプレゼントをくれるとは思わなかった・・・・。
しかも・・・(笑)
カードケース・・・(笑)
いや、勿論夏希がくれたものを使う。
当たり前だ。
凄く嬉しいはずなのに・・・・複雑ッ・・・。
やっぱり胡桃さんからの物は・・・返そう・・・・。
頭の中でそんな事を思いながら店を出て夏希の手を引き歩いた。
でもさっき・・・あの交差点で見かけたのは・・・・。
絶対に胡桃さん。
あの時凄い人で良く見れなかったけど夏希が転んだ寸前に夏希の真後ろに居たのも・・・。
胡桃さん。
・・・・・・。
「和也君・・・???」
・・・・・・。
少し顔を下に向けると、夏希が俺の顔をジッとしたから見つめた。
「あ、ごめん!!歩くの早いッ???」
俺が言うと夏希は口を尖らし・・・。
「早いしなんか無言で怒ってるみたいッ!!!」
・・・・・・(笑)
俺は夏希と繋いでいた手を解き腰に手を回した・・・。
「ごめんね、・・・(笑)早くホテルで二人っきりになりたいなって思ったら早歩きになっちゃったんだ・・・(笑)」
夏希はプイッとそっぽを向いて・・・。
「嘘ばっかり!!!」