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大人女子の恋愛方程式
第20章 クリスマスプレゼント
胡桃side
あの人が・・・。
夏希さん。
私は六本木のバーでお酒を飲み干し自分の両手を見てさっきの感触を思い出していた。
・・・・・・。
最低な事・・・。
しちゃった。
夏希さん・・・。
怪我しなかったかな。
夏希さんという名前を頼りに・・・私はSNSで彼女を検索した。
この時代・・・人のプライバシーなんてあるようで・・・ない・・・・。
直ぐにあの綺麗な夏希さんはヒットしたの。
フェイスブックで・・・・。
彼女は超キャリアウーマン・・・。
海外で仕事をしているようだ・・・。
今夜は彼と麻布のイタリアンで食事とコメントされていたのを見て・・・。
麻布のイタリアンなら・・・と思いその店の近くをうろついていたの。
そうしたら・・・綺麗なベージュのコートを着た・・・綺麗な夏希さんを直ぐに見つけることが出来た・・・。
モデルでも・・・女優さんでもない一般人なのにその綺麗ないで立ちは・・・遠くから見ても直ぐに分かる・・・。
それくらい綺麗な人だった・・・。
そして・・・彼女が電話をしながら嬉しそうに交差点に向かった時・・・・。
私は彼女に近づいた・・・。
だって・・・。
彼女が笑って手を振るその先には・・・。
優しい笑顔で手を振り返す・・・。
和也君が居たから。