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大人女子の恋愛方程式
第22章 健二の過去
杏side
・・・・・・。
岸・・・・本君・・・・・////////
何で・・・。
店の裏で岸本君と中島君が店を出て行くのを目で追って・・・・。
完全に店を出て行った時・・・。
私はその場に座り込んだ。
・・・・・・・・。
あれから10年近く・・・・。
もう10年。
岸本君・・・・。
変わらない。
下を向き・・・。
胸を抑えた。
涙を堪えて・・・ギューーーッと胸を抑えていると・・・・。
「あーーーーあ、さっきのイケメン帰っちゃった~ッ(笑)(笑)」
裏に入ってきたのは・・・モモさん・・・・。
モモさんは私の方をチラッと見て煙草に火をつけ・・・・。
「あの人たちアンタの知り合い???」
・・・・・・・。
私は下を向き・・・
「高校時代の・・・同級生です・・・。」
そう言うと・・・モモさんは私に近づいてきて・・・・。
私の前にしゃがみ込んで煙草の煙を吐いた。
「あの人・・・特に~・・・紺のスーツの方・・・・(笑)」
・・・・・・。
岸本君・・・・???
私が顔を上げると・・・モモさんはニヤッと笑って・・・。
「あれ相当金持ってるよ???(笑)・・・時計はロレックスの400万位のしてたし~・・・・」
えっ・・・・。
「幻の・・・・社章・・・(笑)付けてた・・・・・」
・・・・・・。
ま・・・。
幻の・・・。
社章ッ??・・・・・・。