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大人女子の恋愛方程式
第3章 常夏の島で一人
電話はそのまま切れ・・・。
俺は喫煙所の前で電話を見つめた。
すると、直ぐ脇に居た拓海が・・・。
「和也さん?」
・・・・・・。
あ・・・・。
「珍しい顔(笑)・・・何かありました?」
珍しい・・・顔???
「え・・・俺変な顔してた???(笑)」
そう言って携帯をポケットに終う。
拓海は笑って・・・。
「スッゴイ怖ー―い顔してましたよ(笑)(笑)・・・和也さんでもあんな顔するんっすね・・・。」
怖いッ????
・・・・・・。
俺は黙って喫煙所に行きアイコスを咥える。
夏希は・・・。
今・・・。
俺の気になる女性。
そりゃ・・・。
夏希が今どんな生活をしているかとか・・・男関係とか・・・。
気になる。
「はぁ・・・。」
煙を吐き・・・携帯をまた眺めた。
男と一緒だったか。
そりゃ出逢うよな~・・・。
夏希は別に俺に甘えることもしないし・・・弱味を見せてくることもしない。
それが何?
・・・・・。
俺は相手になんかされていないと・・・。
痛感する時は・・・。
何度もあるよ。