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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第6章 開花し始めた性の器
「あははは!」

 めぐみが水を跳ねさせて笑うと、愛里も負けずに水をかけ返す。間近にいる幸彦にも水が飛び跳ねて来る。
 めぐみの母親は連れてきてもらっているという立場からか、率先して荷物番を買って出てくれた。元々アウトドアなタイプの人でもない。それでも娘が楽しそうに笑っているのを笑顔で眺めている。

 それで荷物はめぐみの母親に任せて幸彦は二人の美少女に付き添うことになった。

 実はここまで幸彦は考えていた。そうなるだろうと計算していた。

 だから誰かを誘う時に「そういえば」とさり気ないふうでめぐみ母子の名前を出したのも幸彦だ。愛里はそれを素直に受け入れめぐみを誘ってくれた。

 愛里としても仲のいい子がいてくれれば安心出来るだろう。自分と二人っきりでのプールなど、ずっと警戒して体を硬くさせたままだったに違いない。

 二人は流れるプールに向かって水に濡れた体を進め、少し後ろを幸彦が見守るようについて行く。

 愛里の水着はゴールデンウィークでも着ていたツーピースの露出は少ないが可愛らしいデザインのもの。めぐみはワンピースタイプのシンプルなものだった。

 夏休みの終わりが近いこの日も、プールは混んでいた。
 二人の少女は人にぶつからないように気を付けながら、流れに身を任せておしゃべりを楽しんでいる。

 愛里が浮き輪に体を通し、それにめぐみが掴まり二人揃って流れていく。
 人が多いので幸彦はさり気なく手の届くところまで近付いた。

 そっと手を伸ばす。愛里の尻に触れた。
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