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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
 酸素を求めるように愛里の口が大きく開く。激しい腰の動きに弾け飛ばされそうな体を、幸彦にしがみついて必死に支える。

 もしもう少し近くに行ければ、愛里の喘ぎ声も聞こえただろう。
 しかし幸彦の動きに合わせて水面が波打ち、その水音が掻き消してしまう。

 それでも愛里の顔はしっかりと見ることが出来た。

 昼間に見た顔と全然違う。快感に顔を歪めているのか、眉間に皺をよせ目をきつく閉じている。

 やがて幸彦の腰の動きが激しくなり、愛里が必死にしがみ付き、そして唐突にそれは終わった。

 幸彦の腕の中から愛里が滑り落ちる。湯船の中、放心状態の愛里が父親の膝に額を預けるように座り込んでいる。

 中だ、中に出しやがった…

 脇の下に差し込まれた腕に抱き起され、愛里がよろよろと立ち上がる。
 その肩を抱くようにして幸彦はコテージの中へ戻っていった。

 この後ベッドでまたするつもりか…

 新堂の隠れる木にも大量の精液が付着していた。
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