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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
 愛里の体同様、セックスのテクニックもまだまだ成熟していない。フェラのテクニックも同様だ。

 たどたどしい舌の動きは、セックスに慣れ切っている新堂からすればもどかしいほど小さな快感しか呼び込んではくれない。
 
 しかし、滅多にお目にかかれないような美少女が苦し気に顔を歪ませて、小さな舌で肉棒を舐めている、それだけで興奮が高まる。
 たどたどしい舌の動きだって、いいかえれば初心ということ。悪くはないかもしれない。

「愛里ちゃんって、ちんちん舐めてる顔も可愛いんだね」

 そう言われて愛里は悔し涙を流した。

 こんなことしたくない。なのに…

 なのに、それを避ける術がない。

「いいよ、上手だね。お父さんに教えてもらったんだね。じゃあ、おじさんも教えてあげるね」

 ベンチの背もたれから背中を浮かし、薄い胸を揉みながら新堂が言う。
 愛里にはそれに抵抗する気力も残っていない。

「おちんちんを手で触りながら、こっちのほうを舐めてごらん」

 縮れた陰毛に包まれた玉袋を指さす。

 くっと一瞬喉を鳴らして躊躇った愛里だったが、もはや抗うことはできないと悟ったか、恐る恐る舌を伸ばす。

「おお…そう、そこだよ…そこをいっぱい舐めてみて」

 上ずった声で新堂が言う。愛里は目を閉じ、もう一度「考えちゃダメ」と心の中で強く念じ、丹念に丁寧に玉袋を舐め続けた。

 陰毛が鼻に当たって気持ち悪い。むせ返るようなオスの匂いが愛里の体を強い嫌悪で包み込む。

 早く終わってほしい。

 この後きっと挿入される。それが早く終わってくれればいい。

 経験上、男は射精をしなければ終わらない、ということを知っている。
 そして、嫌で嫌で仕方がないが、こうやって肉棒を刺激し続ければ、射精が早く訪れるということも知っている。

 こう舐めろ、と言われてその通りにするのは屈辱でしかない。
 しかし命令されたところはきっと、新堂の気持ちがいいところだ。だからきっと早く精液を出してくれる。

 だから、余計なことを考えちゃダメ。

 少女の悲しい決意だった。
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