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姦譎の華
第18章 18
蕩息をつき、両側へくつろげる。
昨日も広げて、中を見た。しかし今見る意味がないかというと、それは間違いだった。
押し出されるように捲れ出た花弁は充血してしっとりと露を含み、呼吸に合わせて仄開いては、見つめられて恥じ入るかのように収縮していた。
初恋の相手が首を傾いで唇を差し出してきたら、こんな気分なのだろうか。
「……う、……ああっ!」
純粋な気持ちで口づけに応えるつもりでいたのに、滑らかな肉襞が唇に触れたら思わず口を窄めてしまっていた。ジュルッという下品な響きさえ、落胆を誘うどころか甘酸っぱく胸を潤わせる。痙攣する腰を顔面で受けとめて篤実に襞をはんでいると、吐声吐息のみならず、啜り鼻までもが可憐に聴こえてくるから不思議だった。倉庫では寸前まで迫っていながら、肉茎を埋めてしまわなくてよかった。もちろん股間は鬱積した劣欲で弾け飛びそうになっている。しかしそれでも、この牝唇をしゃぶらずに、この淫らな喚哭を聞かずして、つくづく、ココを牡汁まみれにしてしまわなくてよかった。
「うっ……、あ、……やっ……」
指の位置を上方へとずらし、より大きくくつろげると、種実が剥けて顔を出す。「……っ! ちょ……!」
片手を顔から外した多英が頭をつかんでくる。焦っている。ディープキスの舌先が、肉蕊を逸れたからだ。
照準を誤ったわけではなかった。島尾は種実の下方、排泄の小孔の縁へ、尖らせた舌を押しつけていた。眼だけで見上げると、左右に別れた豊乳の向こう側で、美しい女は頻りにかぶりを振っている。
「はっ……、ウウンッ……やっ……」
だが突つくたび、鋭敏な反応で腰をヒクつかせてもいた。
こんなところを舌で慈しまれるなんて思ってもみなかったのだろう。それは島尾も同じだった。形に失望し、懼れてきた自分が、まさか女のアソコを舐める日がくるとは思ってもみなかった。
「……うぁっ!!」
昨日も広げて、中を見た。しかし今見る意味がないかというと、それは間違いだった。
押し出されるように捲れ出た花弁は充血してしっとりと露を含み、呼吸に合わせて仄開いては、見つめられて恥じ入るかのように収縮していた。
初恋の相手が首を傾いで唇を差し出してきたら、こんな気分なのだろうか。
「……う、……ああっ!」
純粋な気持ちで口づけに応えるつもりでいたのに、滑らかな肉襞が唇に触れたら思わず口を窄めてしまっていた。ジュルッという下品な響きさえ、落胆を誘うどころか甘酸っぱく胸を潤わせる。痙攣する腰を顔面で受けとめて篤実に襞をはんでいると、吐声吐息のみならず、啜り鼻までもが可憐に聴こえてくるから不思議だった。倉庫では寸前まで迫っていながら、肉茎を埋めてしまわなくてよかった。もちろん股間は鬱積した劣欲で弾け飛びそうになっている。しかしそれでも、この牝唇をしゃぶらずに、この淫らな喚哭を聞かずして、つくづく、ココを牡汁まみれにしてしまわなくてよかった。
「うっ……、あ、……やっ……」
指の位置を上方へとずらし、より大きくくつろげると、種実が剥けて顔を出す。「……っ! ちょ……!」
片手を顔から外した多英が頭をつかんでくる。焦っている。ディープキスの舌先が、肉蕊を逸れたからだ。
照準を誤ったわけではなかった。島尾は種実の下方、排泄の小孔の縁へ、尖らせた舌を押しつけていた。眼だけで見上げると、左右に別れた豊乳の向こう側で、美しい女は頻りにかぶりを振っている。
「はっ……、ウウンッ……やっ……」
だが突つくたび、鋭敏な反応で腰をヒクつかせてもいた。
こんなところを舌で慈しまれるなんて思ってもみなかったのだろう。それは島尾も同じだった。形に失望し、懼れてきた自分が、まさか女のアソコを舐める日がくるとは思ってもみなかった。
「……うぁっ!!」