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姦譎の華
第18章 18
 本心を打ち明けるには、まだまだ乱れっぷりが足らないのかもしれない。

 島尾は再び脚の間に潜っていくと、蜜跡の広がる牝唇へとふるいついていった。

「んんっ……、はあっ……!」
「……だいぶん、感じてますね」

 自分も全裸となった稲田が覗き込むと、多英は目が合った瞬間息を止め、手のひらでこれを隠そうとした。手首を顔の横で抑えつけ、更に身を屈める。

「とてもイヤラしい顔をしてますよ。しま……、タクヤさんみたいな人にクンニされて感じるなんて、ほんとにスケベな人なんですね」
 逆側に顔を背け直されるが、耳は二つあるのだ、何の防御にもならない。「いいんですよ、プレイルームはセックスをする場所なんですから、思いっきり楽しみましょう」

 渾身に上躯を持ち上げ、後ろに入って凭れかからせる。脱力している体はさすがに重かったが、無防備に身を預けられる歓びが、稲田の力を漲らせていた。

「ほら見てください。エッチなアソコをデロンデロンに舐められてますよ。オシッコの穴ホジホジされて……、実はくすぐったいだけじゃないでしょう?」
「うっ……、そ、そんなこと、……言わなくてもいいわっ……」

 やっとのことで反駁する多英の両肩を持ち、髪間に覗くうなじを嗅ぎまくる。島尾の舌先がどこを攻めているのかは見えない。しかし間違いなく、ソコを舐めているにちがいなかった。そしてはっきりと言葉にしてやれば、この気高い人が、恥辱に身を捩ろうとすることもまた、お見通しだった。

 脇の下から両手を差し込んで抱きしめる。むろん、両手はバストをとらえていた。手指から溢れそうな柔らかさに脳汁が噴き出すのを覚えながら、滑らかな背に密着し、手触り、肌触りを心ゆくまで愉しむ。

 お願い──倉庫で島尾に襲いかかられた多英は、姦される寸前に請うてきた──お手洗いに行かせて。

 長らく冷室に繋がれていたのだから、言われてみればごく自然な訴えだった。パンツを脱がされそうになって、麗女としてはしたないほど焦り、抗ってみせたのも得心がいく。
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