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姦譎の華
第20章 20
「あ、あれ? その様子だと、知らなかったみたいだね。条例で決まってるんだ。オトナなら、じょ、常識だよ、常識。だからね、多英ちゃんは、俺がしてるとこ、見るだけ、でいいんだ」
男は前窓から下着の尖りを飛び出させてしたり顔だ。
「してるとこ? なにを?」
「俺が、オ、オナニーをしてるとこ」
「それ、なにが面白いの?」
「面白いとか、そういう話じゃなく、これはテストみたいなもんだよ。ほら、モデルさんは精神的にも、オ、オトナじゃないといけないよね? 男の人の気持ちいいところ見たことないなんて、恥ずかしくって、一流モデルさんにはなれないよ」
メチャクチャな理屈だった。しかもいつまでスカウトマン推しで行くつもりなのだろう。虚構で装わなければワイセツなこと一つできないオトナに呆れていると、
「ほーら、オチ×チン見せるよぉ……、いい? ……多英ちゃんだって、早くオトナになりたいでしょ?」
中身が取り出される。勃起は気持ち歪曲し、本人の呼吸と一緒になって赤黒い先端を膨縮させていた。握られた幹が二、三度擦られると、曲がり具合が正されるだけでなく、先端の大きさも増していく。
「み、見た……?」
「うん、……見た」
「うふっ、は、は、恥ずかしい、かな?」
「あー……」
大声を上げるタイミングを、完全に外してしまった。キャッと両手で目を覆うのを期待されていたのかもしれないが、恥ずかしいなんて思いは微塵もなかった。
しかし、はて、とは思っていた。純粋な疑問符。
「お、大きくてビックリしちゃったかな? お、俺の、他の奴のよりかなり大きいからねえ……、女の人はビックリするんだよ。あは……」
意味不明の自慢はスルーして、疑問の理由を探ろうとじっと見ていたら、
男は前窓から下着の尖りを飛び出させてしたり顔だ。
「してるとこ? なにを?」
「俺が、オ、オナニーをしてるとこ」
「それ、なにが面白いの?」
「面白いとか、そういう話じゃなく、これはテストみたいなもんだよ。ほら、モデルさんは精神的にも、オ、オトナじゃないといけないよね? 男の人の気持ちいいところ見たことないなんて、恥ずかしくって、一流モデルさんにはなれないよ」
メチャクチャな理屈だった。しかもいつまでスカウトマン推しで行くつもりなのだろう。虚構で装わなければワイセツなこと一つできないオトナに呆れていると、
「ほーら、オチ×チン見せるよぉ……、いい? ……多英ちゃんだって、早くオトナになりたいでしょ?」
中身が取り出される。勃起は気持ち歪曲し、本人の呼吸と一緒になって赤黒い先端を膨縮させていた。握られた幹が二、三度擦られると、曲がり具合が正されるだけでなく、先端の大きさも増していく。
「み、見た……?」
「うん、……見た」
「うふっ、は、は、恥ずかしい、かな?」
「あー……」
大声を上げるタイミングを、完全に外してしまった。キャッと両手で目を覆うのを期待されていたのかもしれないが、恥ずかしいなんて思いは微塵もなかった。
しかし、はて、とは思っていた。純粋な疑問符。
「お、大きくてビックリしちゃったかな? お、俺の、他の奴のよりかなり大きいからねえ……、女の人はビックリするんだよ。あは……」
意味不明の自慢はスルーして、疑問の理由を探ろうとじっと見ていたら、