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姦譎の華
第23章 23
「引くわー」

 愛紗実の呆れたようなコメントが聞こえるや、

(ンッ──)

 牝奥が、ピクリと引き攣った。

「何それ。そんだけ濡らしてて、やめてぇ、とか言ってたの? 笑かさないでよ」

 恥辱の一言に片づけられそうもない、得体の知れぬ甘慄に戸惑っていると、侮笑に混じってガサゴソとビニールの擦れる音がした。怪訝が薄眼を開けさせる。

「コレね、友達からプレゼントされたんです。九州のお土産だそうですよ。でも要らないから華村さんにあげますね」

 煙草を咥えたまま立ち上がっていた愛紗実は、敬語に戻し、コンビニ袋から取り出した物体を顔の横にぶら下げた。小顔の愛紗実とはいえ、並ぶとその大きさのほどがよくわかる。縄のようなものが撚り束ねられ、うっすらとした紡錘形、先端には編み目をより多くした瘤が形作られており、ポタポタと水滴を落としている。

「んー、こうして見るとあんたたちのより大きいかなぁ」

 もはや、何を模したものなのかは明らかだった。

「あ……あ……、あの……」

 愛紗実はタオルを巻きつけた柄を握り、ブーツのままベットへ登ってきた。慄いている媚門へ先端が押し付けられると、牡欲に貫かれる直前の感触とは違い、生気の無い瘤がずいぶんと冷たく感じられる。

「やめ……、やめて……」
「しっかりおさえててね」

 垂れていた水滴から、縄棒は水気で濡れびたしだと思い込んでいたが、実際にまとわれていたのはネットリとした粘液だった。ヌルヌルと、牝の縁にたっぷり塗り込められると、

「ンアァッ……!!」

 合図もなく、大きな瘤がのっそりと体内へ挿ってきた。

「なーに声出しちゃってるんですか。どーせそれもウソなんでしょ。簡単に挿ってくもん」

 愛紗実は初めて異物を呑まされた女洞を一切慮ることなく、愉しそうに円弧を描いて進めてくる。経験のない直径まで広げられた肉壁が懸命に退けようとするが、しっかりと柄を固められていては一歩とて引かせることはできない。

 それどころか……。

「……、はあっ……、ああ……」
「あっれ華村さん、どうしたんですかぁ?」

 あまり、締めつけてはいけなかった。
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