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姦譎の華
第27章 27
多英は素直に立ち上がり、タイトの裾を左右たがいに付け根の近くまで引き上げた。余幅に乏しいスカートは横皺を幾条も刻んで手を離しても落ちては来ず、次の指示が出される前に、自らヒップをテーブルに置いた。後ろ手を付き、つま先が縁からはみ出るまで開脚すると、廂から牝丘が顔を出す。
「ああっ……!」
自分も下裸となった稲田だったが、多英の下肢と向き合うや悲鳴に近い大声を上げた。「な、な、なんてパンティ履いてやがるっ……!」
スキンカラーのストッキングに包まれた下肢の中心に貼り付いていたのは、色鮮やかな赤いショーツだった。総レース仕立て、かつ主張の著しい色彩が、着る者のスタイルを厳しく選ぶことは承知の上での選択だった。
「ど、どうせ、もう濡らしてやがるんだろっ」
「はい」
「えっ」
からかって狼狽をごまかすつもりが、即刻肯われた稲田は一段と怯んだ。追い討ちをかけるようにヒップを前へと滑らせる。染みぶりのわかりにくいデザインであっても、股ぐらから溢れる蜜の様子がはっきりと窺えたことだろう。
「し、島尾のを、しゃぶって……、そ、そ、そんなに……、うおぉっ!」
稲田はテーブルへと這い上り、誇らしげに差し出されたM字の中心へと飛びかかってきたが、
「……あの、今日はストッキングは要らないのでしょうか」
そう指摘してやると、まさに引き裂こうとしていた目前で我に返り、
「い、いや……要るっ。いま、ぬ、脱がせようとしてたところだっ! いちいち言うなっ」
「下着も、ですよね」
「あ……、ああ、当たり前だっ。パ、パンストも、パパ、パンティもっ、どっちも俺のものだっ!」
ストッキングとショーツがひとまとめに手繰られていく。すぐさま網の中から漁物を取り出し、顔の間近まで近づけている。クロッチから浮き出た白蜜の位置を確認し、そのまま輪を開いて顎に引っ掛けようとしたところへ、
「あの……」
「な、なな、なんだっ。イヤラしいマン汁まみれで、恥ずかしいのかっ。ひ、ひひ……か、被ってやるぞぉ。い、嫌がっても、無駄だからなぁ……」
「いいえ、そうではなく、その……、今日は、外がとても寒かったんです」
「そ、そ、それが何だっ。だから何だってんだよおっ……そんなこと言って時間稼ぎしても──」
「今日は、ペットボトルはお持ちではないのでしょうか?」
「ああっ……!」
自分も下裸となった稲田だったが、多英の下肢と向き合うや悲鳴に近い大声を上げた。「な、な、なんてパンティ履いてやがるっ……!」
スキンカラーのストッキングに包まれた下肢の中心に貼り付いていたのは、色鮮やかな赤いショーツだった。総レース仕立て、かつ主張の著しい色彩が、着る者のスタイルを厳しく選ぶことは承知の上での選択だった。
「ど、どうせ、もう濡らしてやがるんだろっ」
「はい」
「えっ」
からかって狼狽をごまかすつもりが、即刻肯われた稲田は一段と怯んだ。追い討ちをかけるようにヒップを前へと滑らせる。染みぶりのわかりにくいデザインであっても、股ぐらから溢れる蜜の様子がはっきりと窺えたことだろう。
「し、島尾のを、しゃぶって……、そ、そ、そんなに……、うおぉっ!」
稲田はテーブルへと這い上り、誇らしげに差し出されたM字の中心へと飛びかかってきたが、
「……あの、今日はストッキングは要らないのでしょうか」
そう指摘してやると、まさに引き裂こうとしていた目前で我に返り、
「い、いや……要るっ。いま、ぬ、脱がせようとしてたところだっ! いちいち言うなっ」
「下着も、ですよね」
「あ……、ああ、当たり前だっ。パ、パンストも、パパ、パンティもっ、どっちも俺のものだっ!」
ストッキングとショーツがひとまとめに手繰られていく。すぐさま網の中から漁物を取り出し、顔の間近まで近づけている。クロッチから浮き出た白蜜の位置を確認し、そのまま輪を開いて顎に引っ掛けようとしたところへ、
「あの……」
「な、なな、なんだっ。イヤラしいマン汁まみれで、恥ずかしいのかっ。ひ、ひひ……か、被ってやるぞぉ。い、嫌がっても、無駄だからなぁ……」
「いいえ、そうではなく、その……、今日は、外がとても寒かったんです」
「そ、そ、それが何だっ。だから何だってんだよおっ……そんなこと言って時間稼ぎしても──」
「今日は、ペットボトルはお持ちではないのでしょうか?」