この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
姦譎の華
第27章 27
 多英は素直に立ち上がり、タイトの裾を左右たがいに付け根の近くまで引き上げた。余幅に乏しいスカートは横皺を幾条も刻んで手を離しても落ちては来ず、次の指示が出される前に、自らヒップをテーブルに置いた。後ろ手を付き、つま先が縁からはみ出るまで開脚すると、廂から牝丘が顔を出す。

「ああっ……!」
 自分も下裸となった稲田だったが、多英の下肢と向き合うや悲鳴に近い大声を上げた。「な、な、なんてパンティ履いてやがるっ……!」

 スキンカラーのストッキングに包まれた下肢の中心に貼り付いていたのは、色鮮やかな赤いショーツだった。総レース仕立て、かつ主張の著しい色彩が、着る者のスタイルを厳しく選ぶことは承知の上での選択だった。

「ど、どうせ、もう濡らしてやがるんだろっ」
「はい」
「えっ」

 からかって狼狽をごまかすつもりが、即刻肯われた稲田は一段と怯んだ。追い討ちをかけるようにヒップを前へと滑らせる。染みぶりのわかりにくいデザインであっても、股ぐらから溢れる蜜の様子がはっきりと窺えたことだろう。

「し、島尾のを、しゃぶって……、そ、そ、そんなに……、うおぉっ!」

 稲田はテーブルへと這い上り、誇らしげに差し出されたM字の中心へと飛びかかってきたが、

「……あの、今日はストッキングは要らないのでしょうか」

 そう指摘してやると、まさに引き裂こうとしていた目前で我に返り、

「い、いや……要るっ。いま、ぬ、脱がせようとしてたところだっ! いちいち言うなっ」
「下着も、ですよね」
「あ……、ああ、当たり前だっ。パ、パンストも、パパ、パンティもっ、どっちも俺のものだっ!」

 ストッキングとショーツがひとまとめに手繰られていく。すぐさま網の中から漁物を取り出し、顔の間近まで近づけている。クロッチから浮き出た白蜜の位置を確認し、そのまま輪を開いて顎に引っ掛けようとしたところへ、

「あの……」
「な、なな、なんだっ。イヤラしいマン汁まみれで、恥ずかしいのかっ。ひ、ひひ……か、被ってやるぞぉ。い、嫌がっても、無駄だからなぁ……」
「いいえ、そうではなく、その……、今日は、外がとても寒かったんです」
「そ、そ、それが何だっ。だから何だってんだよおっ……そんなこと言って時間稼ぎしても──」
「今日は、ペットボトルはお持ちではないのでしょうか?」
/278ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ