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姦譎の華
第33章 33
「はい、おいで」
しかし愛紗実が声をかけたのは、どちらでもなかった。「約束通りさせてあげる。ごめんねー、初エッチがこんなので。嫌かもしれないけどさ、一発ヤッてあげて」
約束──
「い、いえ、そんな。ぜ、ぜんぜん……、光栄です」
命の危険を心配していたのにもかかわらず、中年たちのいじきたない貪りっぷりを見せつけられていた男の子は、苦しい股間に耐えられなくなって早速ズボンの前窓を開き始めた。
「おいっ、きたねえぞっ!」
「そんなのってないですよぉ……」
ここまで仕込みをさせておきながら、獲物を横取りされた隷奴たちが当然の不服を訴える。
「笑かさないでよオッサン。あんたらができるわけないでしょ」
「でっ、でもっ、ヤラせてくれるって言っただろっ!」
「ヤリたいんでしょ、って訊いただけ。ブタは日本語がわかんない?」
「お、お願いです、愛紗実さま、わたくしにヤラせてくださいっ……お願いします、お願いしますよぉ……」
「そんなの知らないって。あんたらみたいなクズはね、女とエッチする資格なんてないの。一生自分で扱いてれば……って、あれ。なにしてんの?」
愛紗実は中年男たちの陳情を断ち截った。男の子がコンドームをちぎり、今にも暴発しそうな肉棒に被せようとしていたからだった。
「あ……、えっと、ひ、避妊を……」
「……。そー、えらいねー。でも見たでしょ? チ×チン欲しいぃのぉ、って必死こいてるとこ」
すっと手首をつかんで亀頭からゴム輪を外すと、ヒップを掲げたまま待っている多英のほうへと男の子をトンと突き押す。
「あの……、よ、よろしくおねがいします」
やたらつるんとした先端にヘアの辺りを撫でられて、多英は少し膝を折り、パンプスのつま先で芝生を踏みにじった。
(ああ……)
しかし愛紗実が声をかけたのは、どちらでもなかった。「約束通りさせてあげる。ごめんねー、初エッチがこんなので。嫌かもしれないけどさ、一発ヤッてあげて」
約束──
「い、いえ、そんな。ぜ、ぜんぜん……、光栄です」
命の危険を心配していたのにもかかわらず、中年たちのいじきたない貪りっぷりを見せつけられていた男の子は、苦しい股間に耐えられなくなって早速ズボンの前窓を開き始めた。
「おいっ、きたねえぞっ!」
「そんなのってないですよぉ……」
ここまで仕込みをさせておきながら、獲物を横取りされた隷奴たちが当然の不服を訴える。
「笑かさないでよオッサン。あんたらができるわけないでしょ」
「でっ、でもっ、ヤラせてくれるって言っただろっ!」
「ヤリたいんでしょ、って訊いただけ。ブタは日本語がわかんない?」
「お、お願いです、愛紗実さま、わたくしにヤラせてくださいっ……お願いします、お願いしますよぉ……」
「そんなの知らないって。あんたらみたいなクズはね、女とエッチする資格なんてないの。一生自分で扱いてれば……って、あれ。なにしてんの?」
愛紗実は中年男たちの陳情を断ち截った。男の子がコンドームをちぎり、今にも暴発しそうな肉棒に被せようとしていたからだった。
「あ……、えっと、ひ、避妊を……」
「……。そー、えらいねー。でも見たでしょ? チ×チン欲しいぃのぉ、って必死こいてるとこ」
すっと手首をつかんで亀頭からゴム輪を外すと、ヒップを掲げたまま待っている多英のほうへと男の子をトンと突き押す。
「あの……、よ、よろしくおねがいします」
やたらつるんとした先端にヘアの辺りを撫でられて、多英は少し膝を折り、パンプスのつま先で芝生を踏みにじった。
(ああ……)