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姦譎の華
第12章 12
「今日はもう、早退するんだってさ。つーわけだから、たっぷりと楽しませてもらおうぜ?」
「っく……、……いやよ……、っ……そんなの」

 それで帰り支度だったのか……。

 稲田は指を離し、地に頽れた。婉やかな下腹めがけ、早や涎のこぼれそうな唇を近づけていく。

「ひっ……」
「お、おいおい、稲ちゃん」

 昨晩のようにスカートを捲って下着にしゃぶりつくのであれば、どれだけ涎を浸ませようが、裾を降ろせば濡れ痕を隠すことができる。だがパンツスーツではそうはいかない。さしもの島尾も、いくらなんでもそれは無謀だと危ぶんだのだろう。

「だ、大丈夫です。汚れても……、コートで、か、隠れますから」

 季節を慶んだ稲田が長い脚の下に入り込んだとき、鉄扉のノブが捻られた。









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